小さなカフェmeetぐらんわん!に集まる愛犬物語 第3わんは、ジャックラッセルテリアの草太くんの物語です。
草太くんは、ペットらしい性格と昔ながらのジャックの気質を兼ね備えた子でした。6歳ごろからドッグスポーツを始めて、16歳になっても筋肉隆々のマッチョなわんこでした。食欲も旺盛で、毎週末ドッグスポーツの練習に行き、次の日はカフェで「馬肉スープ」を平らげるのが、週末のルーティーンでした。しかし、そのいつものルーティン後に、異変が。それから駆け抜けるように、筋肉隆々のまま、介護ゼロで、凛々しく立派に犬生を全うした草太くんの物語です。
草太くんご長寿ポイント
1、年寄り扱いせず本犬がやりたいドッグスポーツを無理なく続ける
2、散歩は欠かさず、早朝から毎日行く
3、カフェやレース会場でお友達との触れ合いを大切に
ジャックの草太くんがこのカフェに通うようになったのは15歳頃。
マッチョでいつも馬肉スープを秒で平らげていました。
小さい頃からジャックらしい闘争心とひょうきんなところを持ち合わせ、
本能を活かした穴にもぐるレースや、
ルアーを追うレースが大好き。
6歳からドッグスポーツを開始しトータル422回の練習に参加!
全国大会にも出る腕前でした。
2020年11月22日:エクストリームノーマルコース
この日のランは15歳の誕生日
さぁ、スタートしました草太ちゃん
11月22日、本日が誕生日ということでバースデーランとなっています
しかも15歳です
15歳でここまでやるとなると、本当に大事に大事に育てて、健康管理、毎日の散歩、練習…
ここまでやれている現役バリバリのエクストリームアスリートです!!!
エクストリームとは
アジリティと同じように障害物競争ですが、飼い主がハンドラーとなって一緒に参加するタイムレース。あくまでも楽しく愛犬との絆を深める競技です。シニアコースもあり、各障害物ができなくてもOKなので、競技を引退した子も楽しめるドッグスポーツです。
そんな生涯現役の草太くんは新しいことでもすぐにマスター。
体力づくりはもちろん七夕に願い事をしたり敬老犬の日にお祝いも!
16歳の誕生日を迎え将来に備えておむつの練習をしたりクリスマスも楽しみに準備
そして、いつものように週末は元気に練習へ行った。
わずか2日後…
食欲が落ち病院へ。
毎月、血液検査をしていたのに腎不全の数値が振り切るほどの値に。
カフェでなら食べるかな?と、ご来店。いつもの勢いはないけどお友達とも遊べて少し安心していたところでした。
その3日後は、クリスマス。やはり食べ物を受け付けず、再度ご来店してくれたのでした。
そしてカフェはクリスマス休暇に突入。
年明け、オープン直後に電話が鳴る。
「昨日、草太が亡くなりました」
え?
それは突然のお別れだったけど最期までアスリートだった草太くんはトイレも自力でし、旅立つタイミングも計算していたんだよね。
いまでは、ママが寂しくないようにたくさんの分身となって、そばにいてあげている。
「楽しい犬生をくれたママ、今までもこれからもずっと一緒だよ!」
取材:ぐらんわん!編集部 飼い主さまへの取材を元に記事にしています。(2022年4月29日掲載)