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愛犬闘病・介護体験記

 

ペロ Story 02  ペロちゃん/チワワ/16歳

 

ペロは13歳まで僧帽弁閉鎖不全症の進行も遅く元気な子でした。

定期検診で腎不全が判明

14歳の夏頃、もともと食欲にむらがある子でしたが食事をとらなくなり、担当のトリマーさんの勧めで早めの定期検診へ行き腎不全が判りました。緊急入院を勧められるほどの数値でしたが、性格的に入院すればもたないと思い、毎日の輸液を条件に通院することにしました。
数値をみながら3週間かけて輸液の間隔を決めつつ自宅での輸液方法も教わりました。

 

難しいと言われてた15歳を迎えて

5歳も難しいと言われたペロですが、輸液、サプリで食欲も戻り元気に15歳の夏を超えてくれました。その頃から後ろ脚の歩き方がおかしい事に気づき先生に診ていただきました。
「おそらく脳に何かがあると思います。MRIは全身麻酔になるので腎臓の悪いペロちゃんには勧めません」との診断に愕然としました。

徐々に運動障害が出始めました。左後ろ脚を擦って歩くようになったので、足先がラバー素材のソックスを履いてお散歩することにしました。踏ん張りがきかなくなり後ろ足が滑ってしまい開脚したり、転びやすくなったためヨガマットを床に敷きました。
2016年5月5日朝、発作(痙攣)がおきました。すぐに受診しそれからは投薬を続けてきました。

 

室内で安全に過ごせるように工夫して

発作後、興奮状態で角や家具に頭をぶつけると危険なため、百均で家具の角に貼る柔らかい素材のものをフリースペースの角へ貼り、家具とフリースペースの間をパネル部分がポリプロピレン製のマルチパネルでジョイントして囲い、その上にバスタオルを掛け家具に激突しないようにしました。
 脳が距離を測れないこと、頭を支えにくくなったことで、頭を下げないで済むよう、かまぼこの板とまな板で台を作り食器台の高さを増したり、手で口まで運んで食べさせました。お水はシリンジで飲ませました。うまく歩けなくなってきたのでケアハーネスを購入しお散歩しました。
 幸いパパがシフト制のお休みのため、私とずらして休むことにし、ペロだけのお留守番日数を極力減らしました。ほとんど睡眠をとれない状態でしたが、ペロが眠った時は極力自分達も眠るようにしていました。

 

ペロ ペロ

ポリプロピレン製のマルチパネルをジョイントして囲い(写真上)、その上にバスタオルを掛け(写真左)家具に激突しないように工夫

 

寝たきりになり、一度決心した安楽死

9月18日の夜とうとう自力で首も支えられなくなり、寝たきりになりました。大好きだったフードもクッキーも食べなくなりました。ニュートリカルを溶いたお水は飲んでくれたので、それを少量ずつ与えました。小さな発作が治まらず、目は開けたまま、ずっとビクビク足が動き続け眠ることも出来ず、痛み止めの効きも悪くなり、とうとう9月20日の晩からお水を飲む事も拒否するようになりました。都度状況を先生に報告し、21日日帰り入院をお願いし、22日には安楽死をお願いしていました。

 

安楽死をキャンセル。腕の中での旅立ち

21日に先生が色々な投薬を試みてくれ、発作も止まり、穏やかに過ごす様子をみて、安楽死をキャンセルし、残された時間を毎日の通院で過ごす事にしました。若い頃は2・3㎏あった体重も1・2㎏に落ちましたが、毎日の輸液と水を含ませたコットンで口の中を湿らせるだけの水分で2日も頑張ってくれました。

2016年9月24日、私が買い物から帰ってくるのを待っていたかのように腕の中で亡くなりました。腎臓さえ悪くなければ、もっと色々なお薬で発作や痛みを抑えながら過ごせたし、全身麻酔が可能な状態であればMRIで腫瘍の場所を検査し、苦痛を最小限に過ごす事が出来たと思います。
 今はペット用の介護用品も多数出ているのですが、お値段が高いので極力お金を掛けずに代用できるものは工夫していました。この節約介護用品がどなたかの参考になれば幸いです。

ペロ

 

ペロ

左がペロ、右は同居犬のミル

 

 

(2017.4 VOL.35掲載)

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