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動物リハビリ診療の重要性
ゼファー動物病院 長坂佳世先生

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 東京八王子にあるゼファー動物病院は、特に大型犬の診療に定評のある動物病院だ。院長の上條圭司獣医師は大型犬好きが高じてその分野の整形外科が得意に。自身の飼い犬で60キロ前後体重のあるニューファンドランドが寝たきりになった経験もあり元々リハビリに関心が高かったそうだ。そこで、白羽の矢が立ったのが、リハビリテーション認定医である長坂佳世先生だ。

 日本ではまだまだ数少ないリハビリテーション認定医。その必要性に関してこう語る。「以前は、外科手術をしたら安静にするというのが当たり前でした。リハビリとは、専門的な知識を持って運動を行なっていくことだけではなく、正しい姿勢の再教育や減量、散歩の量や内容といった生活の指導を行なう事。本来、犬は活動的な動物。安静を強要する事でストレスがたまったり精神的に落ち込んでしまいます。リハビリによって楽しみを与え精神的に回復させるのも役割のひとつなんです。飼い主さん、わんちゃんがともに楽しく快適に生活出来る事を一番に考えています。」

 リハビリテーションに注目が集まりだして約5年。現在は、院内セミナーでリハビリの必要性を広める講師もしている長坂先生。今後の活躍が期待される。

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動物用のバランスボールを使ったリハビリ
神経系・ヘルニアの犬の姿勢を正しく整えたり、バランス感覚を養うもの。
病気の症状がなくても、体幹や筋力を鍛えるために使用してもOK。

 今回、ゼファー動物病院に通い始めて3年目のレオくん13歳にリハビリテーションを取材させてもらった。レオくんが10歳の頃、ナックリングの症状が出て、近所のかかりつけ病院で診察をしてもらったが、将来を考えて専門医へ紹介されたのがこの病院だった。

 年齢のこともありMRI、CTは使わず、症状・神経検査・レントゲン診断で「馬尾症候群」と診断。その日からリハビリテーションに励む生活がはじまった。病院では、全体の血流促進・改善や神経刺激に効果のある鍼治療や体重を落とすための指導、自宅で行うリハビリテーションに対する指導が行われた。自宅では起立時間を作り姿勢筋を整えるリハビリテーション、筋トレ、マッサージなどを行った。

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 飼い主さんの手厚い介助と長坂先生の熱いリハビリテーションの元、10メートルも歩けなかったレオくんが850メートルも歩けるように回復。年を取ってすっかり頑固になったレオくんは、診察室は嫌いで踏ん張って入ろうとしないが、鍼治療は大好きだという。たくさんの愛情を受けリハビリに励むレオくん。いつかまた走れる日が来ることを願ってー。

 動物用に開発されたリハビリ機器
①動物用に開発されたピーナッツ型のバランスボール
②人間用のバランスボール
③表面に突起があるため、足裏の刺激に有効
④足を上げる歩行練習。写真の高さは10センチ
⑤棒に引っかかっても簡単に落ちるよう安全性に配慮

 

バランスボールのお問い合わせ:
酒井医療株式会社 
03-5227-5777 東京都新宿区山吹町358-6
http://www.vet-wel.com 

(本記事はVOL.15 2012.4の情報です) 

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